子ども部屋
我が家の新居の子ども部屋は、1部屋造って後から仕切るようにしました。それは我が家の子ども達がまだ小さいからです。それぞれに個室を設けていても使い始めるのは10年ほど先になってしまいます。それまでただの荷物置きになってしまうのでは意味がありません。子ども部屋は狭くてもいいのです。子ども部屋を広々と快適な空間にしてしまうと子ども達は自分の部屋にこもり、リビングに顔を出さなくなってしまいます。狭くても収納を充実させることで適度に居心地のいい部屋にするのです。
そこで取り入れたのが勾配天井です。天井が高く、構造梁を見せることで開放感やデザイン性を高められます。1部屋の時は10帖の広さで、2つの個室に仕切った時には1部屋5帖の広さになります。個室になった時でも勾配天井にしていることで狭さや圧迫感を感じにくくなるのです。
またこの勾配天井を活かしてロフト収納を設けました。成長するにつれて収納しておくものは増えていきます。しかし空間は狭くなるので物を収納するスペースが充実していないと、限られた広さに物が散らかり居心地の良さを欠いてしまいます。勉強に集中することも、ゆっくりと休むこともできない子ども部屋では意味がありません。ロフト収納を設けることで増えていくものをきちんと収納することができ、部屋が個室になり狭くなっても居心地を悪くしないのです。
ワンルームが将来的には二つの空間になることを想定して、出入りするドアや照明、コンセント、窓、クローゼットは二部屋分設けておきましょう。そうすると大掛かりなリフォームをすることなく簡単に空間を区切ることができるのです。