リビングにスキップフロア

 最近ではワンルームのように一体感の高いLDKが設けられることが多いです。視界を遮る壁や建具はできるだけ設けず、空間の繋がりを大事にします。しかし、全く壁がなくなってしまうと空間のメリハリが損なわれ、居心地の良さを低減してしまうのです。
そこで広々としたリビングに階段2、3段高さを設けたスキップフロアを設けます。このようにスキップフロアを設けて空間に立体感をだすことで壁がなくてもしっかりと空間のメリハリが生まれます。くつろぐスペースと子ども達が遊ぶキッズスペースという風に空間を分けて利用することで、くつろぐスペースに子ども達のおもちゃが広がる心配もありませんし、より落ち着いた雰囲気の空間が広がります。リビングにキッズスペースがあることで子ども達は親の顔を見ながら、遊びに集中できますし、思い切りおもちゃを広げて遊ぶことができます。子ども達が成長すればスタディーコーナーとして利用できるようにスペースに合わせてカウンターを造り付けておきます。親の目が行き届く環境にスタディーコーナーを設けておくことで家事と育児の両立もしやすくなります。子ども達が利用しなくなった時は家事スペースやパソコンスペースとして利用できるように、コンセントを設けておきます。広さに限りのある空間だけに壁の厚みを利用して収納スペースを設けておくと、ここで使用するものをスッキリと片づけられてより利用しやすいスペースが広がります。
空間のメリハリを得ることで、生活にもメリハリが生まれるため空間の繋がりを大事にしたい時には、空間のメリハリにも注意しておきましょう。

Tags: , ,

This entry was posted on 月曜日, 1月 17th, 2022 at 11:54 AM and is filed under 住宅, 注文住宅. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

 

Comments are closed.