音が静かなキッチンにしよう

 最近ではリビングとキッチンが融合してきており、なるべく視界を遮ってしまう壁や建具はできるだけ設けないようにする傾向があります。このようにリビングと一体化したキッチンの場合には、キッチンから出る音に注目しておきましょう。
音が静かなキッチンにすることでリビングの快適性が変わってくるのです。
換気扇の運転音や、洗いものをするときの水音がうるさいと、家族同士の会話やテレビの音が邪魔されてしまうという問題がありました。そこで、水の音が静かなシンクにします。水音がうるさいのはステンレス製の流し台に水がぶつかって振動して音を出すためです。静音シンクは、シンクの裏側に音の発生を抑える制振材を貼り付け、さらに防湿材で覆う構造となっているため、今までは騒がしい音を発していたのが、かなり音を静かにすることが可能となっているのです。洗いものを行うときにうるさいのは、シンクだけの原因ではありません。水栓もシャワーを細かくする、泡を含ませるなどジャーという音が柔らかくなり、音が気になりにくくなっているのです。換気扇の音も静かになっています。換気扇の振動がレンジフードに伝わって、ゴーという気になる音になっていました。フードの構造に工夫を加えることで静音化し、さらにプロペラファンから音の静かなシロッコファンの採用で、吸い込む力を弱めることなく静かな換気扇となっているのです。
さらに、シンクからコンロまでの下の収納は、開き戸から引き出し収納が主流となっています。ここにブルモーションという技術が採用されているので、引き出しを強く閉めても最後にはゆっくりと閉まり、バタンという不快な開閉音がなくなっているのです。
このようにキッチンから出る音に注目し、静かなキッチンを手に入れ、しっかりと家族の団らんの場を守りたいものです。

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This entry was posted on 金曜日, 5月 6th, 2022 at 10:25 AM and is filed under 住宅, 注文住宅. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

 

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