壁厚収納
収納の基本は、使用する場所に、収納したものが把握しやすく、出しやすくて、しまいやすいように計画しておくことが大切です。
各室にゆとりある収納スペースを確保しておくことができるのがいいのですが、限られた空間の場合には十分な収納スペースを確保できないということもあるでしょう。このような場合、壁の厚みに注目してみてはいかがでしょうか・壁の厚みを利用して、壁を凹ませてそこを収納スペースとして利用する壁厚収納を設けるのです。壁厚収納は、空間を狭くすることがなくスペースに影響しないのが最大の魅力とも言えます。
壁の厚みというデッドスペースを有効活用させることができ、収納不足を解消することができるので、壁の厚みを上手に有効活用させたいものです。奥行が浅いので出し入れしやすく小物などを収納するにはピッタリです。収納する物を隠したい場合には前に建具を設け、収納しているものをしっかりと隠せるようにしておきます。あえてオープンにして見せる収納にして、インテリア性に配慮するのもいいでしょう。我が家の玄関ホールにはお客様用のスリッパを収納する壁厚収納を設けています。縦長の壁厚収納の中央部分にお客様用のスリッパを収納しています。上部には玄関周りにバラバラしがちなカギをフックにかけて整理できるようになっています。この部分にはミラー扉が設けられているのでスリッパをしっかりと隠して収納することができますし、使用頻度の低いお客様用のスリッパにホコリをかぶる心配もありません。
ミラー扉なので家族が外出前の身だしなみをチェックするにも最適です。上部と下部はオープンにしてお気に入りの雑貨やお花などを飾れるようにしています。玄関なのでオシャレで殺風景にならないように配慮しました。
壁の厚みも上手に利用させましょう。