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壁厚収納

 収納の基本は、使用する場所に、収納したものが把握しやすく、出しやすくて、しまいやすいように計画しておくことが大切です。
各室にゆとりある収納スペースを確保しておくことができるのがいいのですが、限られた空間の場合には十分な収納スペースを確保できないということもあるでしょう。このような場合、壁の厚みに注目してみてはいかがでしょうか・壁の厚みを利用して、壁を凹ませてそこを収納スペースとして利用する壁厚収納を設けるのです。壁厚収納は、空間を狭くすることがなくスペースに影響しないのが最大の魅力とも言えます。
壁の厚みというデッドスペースを有効活用させることができ、収納不足を解消することができるので、壁の厚みを上手に有効活用させたいものです。奥行が浅いので出し入れしやすく小物などを収納するにはピッタリです。収納する物を隠したい場合には前に建具を設け、収納しているものをしっかりと隠せるようにしておきます。あえてオープンにして見せる収納にして、インテリア性に配慮するのもいいでしょう。我が家の玄関ホールにはお客様用のスリッパを収納する壁厚収納を設けています。縦長の壁厚収納の中央部分にお客様用のスリッパを収納しています。上部には玄関周りにバラバラしがちなカギをフックにかけて整理できるようになっています。この部分にはミラー扉が設けられているのでスリッパをしっかりと隠して収納することができますし、使用頻度の低いお客様用のスリッパにホコリをかぶる心配もありません。
ミラー扉なので家族が外出前の身だしなみをチェックするにも最適です。上部と下部はオープンにしてお気に入りの雑貨やお花などを飾れるようにしています。玄関なのでオシャレで殺風景にならないように配慮しました。
壁の厚みも上手に利用させましょう。

Posted by on 12月 13th, 2021 壁厚収納 はコメントを受け付けていません

収納グッズの使い方

カラーボックス
縦横置き方を変えたり、並べたり重ねたりして、組み合わせでき、大きな家具を置くスペースがないとか、頻繁に模様替えをする人にお勧めです。転倒防止パーツや、ピッタリのバスケットなど、関連グッズも充実しています。板の中が空洞のものもあるので、キャスターをつける時は、補助板を挟みます。


ホームセンターの木材コーナーには、多種多様な板があり、必要なサイズにカットしてもらえます。広いスペースに棚を渡す時には、長い板数枚を、間隔を空けて並べる方法もあります。ただし板にはサイズの規格があるので、必要な長さだけを買うわけにはいきません。余った板の利用法も考えましょう。

スノコ
本格的なものから、ミニタイプまで種類がたくさんあります。DIYで大活躍ですが、サイズがややあいまいな場合があるので、1mmの誤差もない組み立ては難しいです。ラフに組み立てましょう。

収納ケース
プラスチック製の引出しケースは、押入れ用、クローゼット用など様々なサイズがあります。押入れは京間、江戸間など地域によってサイズが違うので、必ず収納場所のサイズを測りましょう。引出しは目線よりも下で使うのが鉄則です。高い所に入れるなら、使用頻度が低い物にします。

A4ファイルボックス
仕舞う向きにより、隠す収納と表に見える収納の2通りの活用が出来ます。丈夫で高価なものから、プラスチックやダンボール紙で出来た組立式のものがあり、組立て式は使わない時はコンパクトになり、価格もお手頃です。

パックハンドル
紙袋の取ってのようなもので、梱包材売場にあります。どんな箱やカゴでも、これを貼り付ければ、持ち運びに便利になります。常備しておきましょう。

Posted by on 10月 25th, 2018 収納グッズの使い方 はコメントを受け付けていません

動線に沿った収納スペース

住宅への満足度を高めるためには、収納への充実を高めることが一つのポイントです。一か所に大型の収納庫を設けておけば収納への満足度を高められるというわけではありません。適材適所に必要な物がきちんと収められており、収納している物が把握しやすく、そして出し入れをしやすくしておくことがポイントです。それに加えて「動線」にも配慮することで、物を出し入れする際に無駄な動きを省くことができ、物の管理がよりしやすくなるのです。

例えば、玄関と洗面室の動線上にウォークスルークローゼットを設けます。帰宅してリビングまでの動線上にこのクローゼット、そして隣に洗面室を設けておきます。そうすれば外出先で着ていた上着をここのクローゼットにしまい、カバンも整理します。その先に広がる洗面室で手洗いを行い、部屋着に着替えれば後はリビングでゆったりとくつろぐことができます。玄関からリビングまで無駄な動きが全くないためスムーズな動線で暮らしやすさを感じられるのです。

我が家にも動線を意識した収納スペースを設けています。この収納スペースは家事の効率を高めることにも繋がっています。それは、キッチンと洗面室の間にウォークスルー収納を設けています。二つの空間を繋ぐ通路の片側をキッチンパントリーとして利用して、もう片側を洗面クローゼットとして利用しているのです。

キッチンで夕飯の支度をしながら、洗面室で入浴の事前準備を行うなど同時に2種類の家事を行うことも多いです。キッチンから洗面室に向かう手前のこの洗面クローゼットで家族の下着やパジャマを取り出し、その先に広がる洗面室へセットします。キッチンへ戻ってくる際には夕飯で使用する食材や調理器具などを取り出しキッチンでスムーズに使うことができ、これらの家事を行う際に無駄な動きが一切ありません。スムーズな動線である上に必要な物がサッと取り出せ、利用できるので収納への不満が一切ありません。このように動線に配慮した収納を設けましょう。

Posted by on 5月 2nd, 2018 動線に沿った収納スペース はコメントを受け付けていません

ファミリークローゼット

我が家は生活の中心となる一階に家族の衣類を一か所で管理できるファミリークローゼットを設けました。身だしなみを整えたり、着替えを行う機会の多い洗面室の横にこのファミリークローゼットを設けたのです。家族全員の衣類をここに収められるようにしたことで洗濯物の片付けが格段に効率よく行えるようになりました。

今までは子ども達の衣類、夫婦の衣類、タオル類や下着などそれぞれ別々のクローゼットで管理していました。たたんだ洗濯物をクローゼットにしまうという作業だけで、無駄に住宅内を行ったり来たりしなければならずつい「しまう」という作業を後回しにしがちでした。
ファミリークローゼットを設けたことでこの家事への不満を解消することができたのです。

子どもが小さいと着替えを行うことも多いです。そこで生活の中心となる一階に衣類が揃っていることで、着替えがスムーズに行えるのです。衣類の管理のしやすさが高まるだけでなく、家族みんなにとって着替えがスムーズに行える便利なクローゼットとなっています。洗面室の隣にあることで、タオルの補充や入浴の事前準備なども今までより格段に楽に行えています。

今まではリビングに脱ぎ散らかっていた洗濯物も、ファミリークローゼットで衣類を取り出し、隣の洗面室で着替え、そのまま洗濯物は洗濯カゴへ入れるという習慣が身に付き、衣類がリビングに散らかることがほとんどありません。外出時もサッと上着を取り出し出かけられるので便利です。各所に広々としたクローゼットを完備する必要もなく、スペースを広々と利用できていることも嬉しい点です。

Posted by on 6月 21st, 2017 ファミリークローゼット はコメントを受け付けていません

見せる収納と隠す収納

収納は家造りを行う際には一番注目される部分です。収納に充実した家にしたいと誰もが願います。また住宅への不満で常に上位を占めるのもこの収納です。それだけに収納にしっかりと目を向け、自分達が一番使いやすい収納を設けて、暮らしやすい家にしたいものです。この収納は見せる収納と隠す収納があります。見せる収納を好む人もいれば、隠す収納の方がいいという人もいます。

見せる収納はセンスが問われます。色使いや空間をどのように活用させるといいかという空間把握能力が優れていると見せる収納の方がいいのかもしれません。見せる収納は一歩間違うと空間がごちゃごちゃした印象を与えてしまうこともあります。しかし見せる収納は物を取ったり、しまったりするのがしやすいという魅力もあります。収納のポイントの一つは物の出し入れのしやすさです。この条件を満たしやすいのが見せる収納です。

どこに何があるかが一目で把握できるのは嬉しいものです。一方、隠す収納はある程度の収納スペースと緻密さが求められるのです。整理整頓が得意という人は隠す収納を上手に取り入れやすいのです。物を隠せることでつい雑多になりがちです。必要な物を取り出したいと思っても、取り出しにくかったりするものです。毎日使うものであれば隠す収納を取り入れるといいでしょう。また人目に触れられたくない物や部屋の色合いや雰囲気に合わない物は隠す収納がいいのです。

日用品など生活感で溢れる物においても隠す収納が適しています。見せる収納には部屋をきれいに見せることやおしゃれに見せることが可能ですが、この目的に沿っていない物に関しては隠す収納でしっかりと対応しましょう。見せる収納と隠す収納を上手に取り入れ室内の快適性を高めたいものです。

Posted by on 6月 9th, 2016 見せる収納と隠す収納 はコメントを受け付けていません

リビング収納

リビングは家族が長時間共に過ごす場所です。長時間過ごすので、くつろぐ人もいれば、おもちゃで遊んだり、家事をしたり、勉強をしたりといろいろな目的でこの空間を利用します。それゆえに自然と物も集まってきます。また家に遊びに来たお客様をお通しする場所でもあるので、物が増えてしまうのは仕方なく、その物をきちんと片づけられなければリビングの快適性は低下してしまうのです。

そこでリビングに集まる物をきちんと収納できるリビング収納を設けるといいのです。我が家はリビングの背面に収納庫を設けました。室内から見えない収納スペースを作ることで、見せたくない日用品や掃除機をスッキリと片付けることができるのです。また冬場は着用していた上着がいつまでもソファの上に置きっぱなしになっていることも多いと思います。また来客時にはお客様のコートを掛けておけるスペースがあると便利です。このリビング収納の一部は衣類を掛けれるスペースを設けました。上着を一時置きでき、来客時にもお客様の上着が散らからず空間をスッキリとさせることができるのです。

他の部分は可動棚を設け、収納するものに合わせて棚の高さを自由にアレンジできるのでデッドスペースを生みにくく、収納力をアップさせることができるのです。ランドセルや幼稚園カバンなどを一時置きしたり、子どものおもちゃや勉強道具も片付けられるので便利です。物が片付いたリビングは快適性も高まりいろいろな楽しみ方ができるようになるのです。

Posted by on 12月 14th, 2015 リビング収納 はコメントを受け付けていません

ファミリークローゼット

私が家事をする中で一番面倒と感じるのが、たたんだ洗濯物をクローゼットにしまうことです。子どもがまだ小さいこともあり、子どもの衣類から旦那さんの衣類まで私が一人で管理しています。子どもの衣類は着替える頻度が高いことから一階にしまっています。我々夫婦衣類は寝室のクローゼットに、下着は洗面室にとバラバラの収納場所にそれぞれの衣類をしまうのは面倒ですし、住宅内を行ったり来たりと無駄な動きが多いような気がします。

新しい家ではこの家事への不満を軽減できるように、生活の中心となる一階にファミリークローゼットを設けことにしました。家族の衣類を一か所に管理することで住宅内の無駄な動きを省くことができますし、衣類の出し入れがしやすくなります。また旦那さんや子ども達にとってもこのファミリークローゼットはいい効果をもたらすと思います。生活の中心となる空間にこのクローゼットがあるので、自分の服を自分で管理しやすくなります。生活の中心に設けるというのが一つのポイントです。

子ども達が服を汚す機会も多いですし、汗をかき着替える回数も多いです。子ども部屋のクローゼットを活用していれば、服を着替える度に階段の上り下りをしなければならないのです。このようなちょっとした動きでも家事に育児にと慌ただしく働く主婦にとってはストレスや負担となるのです。

このクローゼットは洗面室の近くに設けると一番いい動線を確保できると思います。手洗いを終え着替える際や、身支度をする際にも洗面室との動線が重要です。また入浴の前後においても洗面室が関わってきます。洗面室と繋げたファミリークローゼットが最適だと思います。

Posted by on 7月 13th, 2015 ファミリークローゼット はコメントを受け付けていません

便利なシューズクローク

今では玄関の横にシューズクロークを設けるのが当たり前のようになってきました。従来のように玄関スペースに靴箱を設置している家庭の方が少なくなってきています。玄関スペースに靴箱があることで玄関スペースに圧迫感を感じてしまいます。

シューズクロークを設ければ玄関部分に靴箱を設置する必要がなく、玄関スペースをスッキリとそして広々とさせることができます。
シューズクロークと言っても靴や傘をしまっておくだけの収納スペースとして活用させるだけではないのです。外で使用するベビーカーや三輪車、広さに余裕があれば自転車までもしまえるように土間収納スペースを確保し、収納機能を高めたシューズクロークが求められているのです。

玄関部分や玄関ポーチ部分についつい置きっぱなしになりがちなこれらですが、シューズクローク内に土間収納があればしっかりと収納しておくことができるのです。物で溢れるとごちゃごちゃした印象になりがちですが、きちんと収納することで住宅の顔である玄関スペースをスッキリと開放感のある空間になるのです。

また上着などを一時置きできるスペースを確保するのも便利でしょう。靴を脱ぐのと同時に着ている上着を掛けられるようにしておけば、リビングに上着が脱ぎっぱなしになることもなくなります。

またシューズクロークから玄関収納を充実させ、家族の衣類を管理するファミリークローゼットを設ける間取りを取り入れている家庭もあります。それだけ玄関周りの収納に力を入れる家庭が増えているのです。玄関の快適性はシューズクロークの収納力にかかっているのかもしれません。

Posted by on 6月 8th, 2015 便利なシューズクローク はコメントを受け付けていません

キッチン収納

キッチンには収納しておくものがたくさんあります。
それらをきちんと適材適所に収納することでキッチンの作業スペースや床に物が溢れることもありませんし、家事をスムーズに行えるようになります。
現在住んでいる我が家のキッチンには吊り戸棚があります。
しかし一番高い棚の上に収納している物は出し入れがしにくく、使い勝手の悪い収納スペースだと以前から感じていました。
吊り戸棚の収納は使いにくいということと、ダイニングやリビングとの一体感を持たせるために最近ではオープンキッチンが人気となってきました。

先日遊びに行った友人宅にも、吊り戸棚が設けられていました。
しかしその吊り戸棚は高い部分に収納した物が出し入れしやすいように電動昇降機能がついていました。
目線の高さまで棚が降りてくることで、どこに何を収納しているかが一目瞭然で出し入れもしやすくこのような吊り戸棚なら機能性に優れており設置したいなと思いました。
またシンク下やコンロ下の収納も最近では大変優れています。
以前までは観音開きの収納で収納スペースの上部には空洞が生まれ無駄なスペースが生まれていました。
しかし最近では引き出し収納にして、また上部に空いたスペースを生まないように収納トレイを設け、空間を上手に活用して収納スペースとして活用できるのです。

また床に近い部分にまで引き出し収納が設けられているので使用頻度の低いカセットコンロなどスッキリと収納できるのです。
そしてキッチン収納には欠かせないカップボード。お皿を出し入れしやすいカップボードというのは重要です。
我が家はカップボードとキッチンパントリーを一体型にして壁一面収納スペースとしたいと考えています。
キッチンの収納を充実させることがキッチンで快適に過ごすポイントとなることでしょう。

Posted by on 1月 27th, 2015 キッチン収納 はコメントを受け付けていません

生活動線と壁面収納

住まいを新築する時、生活動線を考えた上で、適所に、集中収納を設けることで、住まいの中がすっきりと片付きます。適所に収納が備わっていると、限られたスペースであっても、広々と感じられます。最近、洗面脱衣所の隣に、フェイスタオル、バスタオル、バスマットや寝具などを収納するリネン室を作るケースも増えてきました。洗面脱衣所にタオル類などを収納するケースが多かったのですが、バスルームと洗面脱衣所は、本来、かなり湿度の高くなるスペースで、これから使うタオルを収納しておくのには不向きです。また、寝具もリネン室で、集中的に管理収納しておくと、交換にも便利です。

私の先輩が住まいを新築する時、できるだけ、機能的な収納にしたいと考えました。彼女は、フルタイムで働き、夜勤もありますから、家族の誰もが家事に参加しやすくしたいので、どこに何が収納されているか、分かるようにしたいとも思いました。そんな話をしたところ、工務店さんが洗面脱衣所の前の壁面に、リネン室を作ることを提案してくれました。リネン室というよりも、いわゆる、壁面収納ですから、奥行きは浅いです。横が広いので、何がどこに収納されているかもわかりやすいです。さらに、透明のプラスチックの箱に入れて、それにラベルをつけましたので、誰が見ても、一目で分かるようにしています。

ただ、ここは、LDKの北側の廊下の壁ですから、LDKの温かさと廊下の間に温度差がかなりあります。湿度が高くなってしまうと、プラスチックの箱が結露してしまいます。ここには、半透明のポリカーボネイト製の引き戸を採用しましたが、ルーバー製の引き戸にして、風通しをよくすればよかったと思いました。この廊下に面して、北側には、トイレ、バスルーム、洗面脱衣所などの水回りがあります。どうしても、湿度が高くなるので気を付けなくてはいけないと思ったそうです。

Posted by on 8月 23rd, 2014 生活動線と壁面収納 はコメントを受け付けていません