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音が静かなキッチンにしよう

 最近ではリビングとキッチンが融合してきており、なるべく視界を遮ってしまう壁や建具はできるだけ設けないようにする傾向があります。このようにリビングと一体化したキッチンの場合には、キッチンから出る音に注目しておきましょう。
音が静かなキッチンにすることでリビングの快適性が変わってくるのです。
換気扇の運転音や、洗いものをするときの水音がうるさいと、家族同士の会話やテレビの音が邪魔されてしまうという問題がありました。そこで、水の音が静かなシンクにします。水音がうるさいのはステンレス製の流し台に水がぶつかって振動して音を出すためです。静音シンクは、シンクの裏側に音の発生を抑える制振材を貼り付け、さらに防湿材で覆う構造となっているため、今までは騒がしい音を発していたのが、かなり音を静かにすることが可能となっているのです。洗いものを行うときにうるさいのは、シンクだけの原因ではありません。水栓もシャワーを細かくする、泡を含ませるなどジャーという音が柔らかくなり、音が気になりにくくなっているのです。換気扇の音も静かになっています。換気扇の振動がレンジフードに伝わって、ゴーという気になる音になっていました。フードの構造に工夫を加えることで静音化し、さらにプロペラファンから音の静かなシロッコファンの採用で、吸い込む力を弱めることなく静かな換気扇となっているのです。
さらに、シンクからコンロまでの下の収納は、開き戸から引き出し収納が主流となっています。ここにブルモーションという技術が採用されているので、引き出しを強く閉めても最後にはゆっくりと閉まり、バタンという不快な開閉音がなくなっているのです。
このようにキッチンから出る音に注目し、静かなキッチンを手に入れ、しっかりと家族の団らんの場を守りたいものです。

Posted by on 5月 6th, 2022 音が静かなキッチンにしよう はコメントを受け付けていません

窓の重要性

 窓などの開口部の日射遮蔽はとても重要と言われています。開口部からの熱の出入りは、どれくらいあるかご存知でしょうか。冬の暖房時の熱が開口部から流出する割合は、屋根5%、床7%、換気・外壁15%、開口部58%です。夏の冷房時に開口部から熱が入る割合は、床3%、換気6%、外壁7%、屋根11%、開口部73%です。
この数字を見ても分かるように、窓の日射遮蔽性や断熱性が悪ければ、夏も冬も開口部を通して大量の熱が出入りします。
最近では、断熱サッシに複層ガラスの窓が主流となっています。我が家はアルミサッシよりも断熱性の高い樹脂サッシに、遮熱高断熱Low-E複層ガラスを採用しました。2枚の板ガラスの間に乾燥空気を封入し、室外側ガラスの中空層面側に遮熱高断熱特殊金属膜をコーティングしたものです。この特殊金属膜は太陽光線のなかで、可視光線を最大限に透過させ、赤外線・紫外線を大幅にカットします。夏のギラギラと照り付ける日差しや窓辺の不快な熱気をしっかりとカットします。
今までの普通の1枚の板ガラスに比べて約5倍もの日射熱をカットするパワーがあるのです。夏は太陽の熱を大きく反射するので冷房効果を高め、冬は高断熱性能を発揮し、室内のあたたかさを室外に逃がしにくくするので暖房効果の向上にも役立ちます。
また、冬場の窓ガラスに発生する嫌な結露を大幅に抑制します。結露抑制は、アトピーの一因と言われるカビやダニの発生を抑えるので、健康な住空間を作り出す要素となるのです。窓一つで室内の快適性や、冷暖房効率が大きく左右されます。
窓にもしっかりと注目した家造りを行いましょう。

Posted by on 4月 7th, 2022 窓の重要性 はコメントを受け付けていません