素材に注目した家造り
近年住宅の高気密・高断熱化は進んでいます。そこで新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材が多く出回っています。それにより室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住む人の健康に悪影響を与えてしまうことも増えているのです。ハウスシック症候群という言葉を聞いたことがあるという人も多いと思います。このハウスシック症候群こそこれが原因の一つとなっているのです。
せっかく購入した住宅が、家族の健康を損なってしまうような家では台無しです。家族が安心して健康で暮らせる家にするために我が家は素材にこだわった家造りを進めてきたのです。
まずは肌が直接触れる床に無垢材を取り入れました。地元の杉を使用した浮造りの床は触感が気持ちいいです。浮造りなのでほどよい凹凸感が足裏を適度に刺激してくれマッサージ効果を得られます。木の本来の木目の美しさを楽しみながら、温かみを感じられる床は、家族のみならず、家に遊びに来たお客様にも非常に人気となっています。夏でもサラサラした足触りですし、冬はほのかに温かみを感じられ一年を通して裸足で暮らしたくなる家となっています。これは合板フローリングでは得られない感触です。
そして壁は漆喰を取り入れました。漆喰は調湿効果に優れています。室内の水分が多いと吸収してくれ、逆に乾燥していると水分を放出してくれるので、一年を通して室内を快適な環境へと導いてくれるのです。また人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドを吸着する効果もあるため家族の健康をしっかりと守れる家なのです。素材にこだわり安心して長く暮らせる家にしたいものですね。