新築から不動産物件へ
東日本大震災の影響により住宅業界が深刻な問題を抱えることとなりました。
資材、建材、住宅設備機器の不足や価格の高騰を考えるとこれからの数年での住宅着工数は激減することとなるでしょう。
震災前に山形で住宅を新築した知人が地震の後だったら建てようと思わなかったかもと言っていました。
反面、不動産業界が動き出すことが考えられます。
確かに震災で被害を受け、また今もなお収束のめどが立たない福島原発の影響が残るであろう東北地方や千葉県など液状化現象が発生した関東地方などの不動産の価値は下がってしまうことは考えられます。
しかし被災していない関西より以西では関東地方から移住など予測されるためにマンション物件などに人気が出ることや、
新築で住宅を建てられない方などが中古住宅や中古マンションなどの不動産物件に走り出すことも予想されます。
不動産物件を購入する地点はまず価格が大きい所です。
築年数や物件の現況にもよりますが震災後の建材、住宅設備機器の高騰などを考えると
はるかに新築で住宅を建てるよりかは不動産部件を購入することの方が住宅取得の費用は安く済みます。
一つ考えておかなければいけないのは中古物件の購入ではここ最近ではリフォームをすることでその付加価値や居住性、住宅性能を上げられるということでしたが、
建築資材の価格高騰を考えればリフォーム済み、リノベーション済みの物件が人気を呼ぶこととなります。
工務店の集客も大変になってくるでしょうが盛り返してほしいものです。
震災前から不動産部件を探していた方は不動産市場が過熱する前に自分が望む物件を見つけたなら早期の取得を目指すようにしましょう。